詩とか2020

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2020年代の詩や歌詞などをまとめました。

目次

Living now

Living now. Living now.
お湯がポットに沸いている
Living now. Living now.
ハートがホットに湧いている

翼と道

右の翼を失えば
左の翼を失えば
大地を進んで行けるでしょう

右の道を失えば
左の道を失えば
まっすぐ進んで行けるでしょう

獅子と蛇

誰が説いたかこの噺
獅子と蛇の奪い合い
誰が決めたかこの戦
獅子と蛇の奪い合い
はみ出し者ども泥沼楽しく
落ちよ落ちよの押し問答

誰が説いたかこの噺
獅子と蛇の睨み合い
誰が決めたかこの戦
獅子と蛇の睨み合い
はみ出し者ども明暗楽しく
落ちよ落ちよの押し相撲

最後に残るは蓮の華

渦と魚

寄って集って水面の魚
くちばしに呑まれ消えていく
寄って集って水面の魚
くしばに呑まれ消えていく

急がば回れ 逃げるが勝ちよ
魚の群れが渦を巻く
急がば回れ 逃げるが勝ちよ
渦はやがて渦潮に

寄って集って水面の魚
くちばしの鳥 呑んでいく
寄って集って水面の魚
くしばの鯨 呑んでいく

急がば回れ 逃げるが勝ちよ
魚の群れは渦を巻く

歯車

歯車は回る 同じ音を奏でて
歯車は回る 同じ色を奏でて
歯車は回る 油に塗れて
歯車は回る 歯車は回る

鷹よ

鷹よ 飛べ
気流を巻き込んで
飛魚の遥か上空を

鷹よ 飛べ
気流を巻き込んで
海猫の遥か上空を

鷹よ 飛べ
気流を巻き込んで
狼煙の遥か上空を

鷹よ 飛べ
大鷲を呑み込んで
天狼を呑み込んで

鷹よ 飛べ

ダンスホール

ダンスホールの月と踊ろう
ぴかぴか輝く鏡の月と

ダンスホールの月と踊ろう
色とりどりの花々と

ダンスホールの月と踊ろう
見えない波に乗っかって

ダンスホールの月と踊ろう
ハートに弾丸撃ち込んで

がらくた山の狐は歌う

がらくた山の狐は歌う
オルゴールに寄り添い今日も歌う

がらくた山の狐は歌う
ピアニカに寄り添い今日も歌う

がらくた山の狐は歌う
シンバルに寄り添い今日も歌う

がらくた山の狐は歌う
お月様に寄り添われ今日も歌う

がらくた山の狐は歌う
がらくた山の狐と歌う

オウムは眠る

歌を忘れたオウムは眠る
繰り返してきた言葉の山が
餌箱のふちから溢れだす

歌を忘れたオウムは眠る
繰り返してきた止まり木の揺れが
船漕ぐ頭から溢れだす

歌を忘れたオウムは眠る
繰り返してきた子守の音が
くちばしの端から溢れだす

歌を忘れたオウムは眠る
歌を忘れてオウムは眠る

クラム

まぶしく くるめく まぶしさに
くらんで まどうて くれるまで
イトスギのもとで ひざをかかえる

毒あるスイセン 手を伸ばす
敗れる大地 落ちる破光
毒あるザクロ 手を伸ばす
敗れる大地 落ちる破光

笛に呼ばれて さむくなる
アシになって おかえりなさい
笛に呼ばれて あつくなる
ネズミになって おかえりなさい

まぶしく くるめく まぶしさに
くらんで まどうて くれるまで
イトスギのもとで ひざをかかえる

百年前を生きる僕は今
届かぬ恋をしています
百年前を生きる僕は今
届かぬ夢を見ています

百年後を生きる僕は今
届かぬ恋をしています
百年後を生きる僕は今
届かぬ夢を見ています

今を生きるだけの僕に
君の今を教えてほしい

勘違いしてしまったんだ

勘違いしてしまったんだ
君が何かを思う歌声に
僕が溢れてしまったんだ

消えた過去を辿る追想
解けないパズル
ひとつのピース
忘れたい言葉を握りしめて

いま動き出せ過去を超える鼓動よ
全て消して無駄な足掻きを止めて
さあ動き出せ過去を超える鼓動よ
全て決して無駄ではないと囁いて

勘違いしてしまったんだ
君が誰かを想う歌声に
僕が溢れてしまったんだ

消えた過去を辿る狂想
解けないパズル
ひとつのピース
忘れられない言葉を抱いて

いま動き出せ過去を超える鼓動よ
全て消して無駄な足掻きを止めて
さあ動き出せ過去を超える鼓動よ
全て決して無駄ではないと呟いて

さあ溢れ出せ過去を超える未来よ
全て消して無駄な足掻きを止めて
さあ溢れ出せ今を超える勇気よ
全て決して無駄ではないと叫んで

国境はないの

陸行く獣に国境はないの
線引く僕らは檻の中

海行く魚に国境はないの
線引く僕らは槽の中

空行く鳥に国境はないの
線引く僕らは籠の中

轟く音に国境はないの
爪弾く僕らの心の中

廻り廻る音は世界と共に
巡り巡る音は世界と共に

廻り廻る音は心と共に
巡り巡る音は心と共に

はじめはひとつ

はじめはひとつ わかれてふたつ
わかれてよっつ ぼくらはひとつ
はじめはひとつ あわせてふたつ
あわせてよっつ ぼくらはひとつ

はじめはひとつ であってふたつ
うまれてよっつ ほろんでひとつ
はじめはひとつ まざってひとつ
すべてはひとつ ぼくらはひとつ

はじめはひとつ のばしてふたつ
ひろげてよっつ かさねてやっつ
はじめはひとつ むすんでひとつ
たたんでひとつ ぼくらはひとつ

アンリアルファンタジー

アンリアルファンタジー
エンドレスコード
始まり終わる物語を
歌い踊り奏でよう

アンリアルファンタジー
エンドレスコード
終わり始まる物語を
歌い踊り奏でよう

ただ歩き続けてた

眠りについたはずだった
夢見続けるはずだった
目覚めるはずなどなかった
ただ歩き続けてた

甘党小悪魔アマイモン

スイーツのためなら何でもできる
甘党小悪魔アマイモン(イェイ!)

バレンティーナ チョコラティーナ
メリークリスピー コンフェッティ
サマーバゲット ハローハロー
ババロアシャルロット

君の願いを聞きましょう
だからご褒美ちょうだい
あまいもんが食べたいの!

愛だか恋だか

もう愛だか恋だかよく分らんけど
君が好きでした そうやっぱ
君が好きでした いややっぱ
君が好きでした 今も

よろしくなんて言ったっけ
初めから覚えてない
青い空 水彩の雲 声
風に流された

友達の友達 僕ら
ただの友達 そうなった
途端に僕は逃げ出して
残る子犬の目がこわい

もう愛だか恋だかよく分らんけど
君が好きでした そうやっぱ
君が好きでした いややっぱ
君が好きでした 今も

さよならなんて言ったっけ
終わりすら覚えてない
赤い空 油彩の雲 陽炎
時に流された

友達の友達 僕ら
ただの友達 そうだった
途端に僕は逃げ出して
残る子犬の目がこわい

もう愛だか恋だかよく分らんけど
君が好きでした そうやっぱ
君が好きでした いややっぱ
君が好きでした 今も

その手を振り切り走る

その手を振り切り走る
いま生まれたての涙
その声を振り切り走る
いま生まれたての心

愚者の世界

ここは愚か者が残した ささやかな劇場
悲劇を喜劇に 喜劇を悲劇に 詩篇は降り積もる
いつかこの星の瞬きが 全て消えるまで
歌い踊り奏で 創り壊し創ろう 儚く続く愚者の夢

これは愚か者が残した ささやかな激情
絶望を希望に 希望を絶望に 紙片は降り積もる
いつかあの星の瞬きも 全て消えるなら
描き綴り刻み 創り壊し創ろう 果てなく標す愚者の世界